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学術情報
東京大学附属動物医療センター(以下:当院)受診の約3ヶ月前から間欠的な嘔吐が認められるようになった。紹介病院で血液検査やレントゲン検査、超音波検査などを実施するも明らかな原因は認められなかった。対症療法としてH2ブロッカーを投与すると症状は軽減するが、完全には消失せず次第にその頻度が増加したため当院を紹介受診した(第1病日)。
東京大学附属動物医療センター(以下:当院)受診の約4ヵ月前に嘔吐を主訴に紹介病院を受診した。超音波検査で、十二指腸壁の肥厚を認め、CT検査および内視鏡検査を実施し、慢性腸炎と診断された。しかし、プレドニゾロンや抗菌薬を使用しても嘔吐に改善が認められないため、原因精査および治療相談を目的に当院を紹介受診した。