動物のSFTS 臨床像と対応について
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)は、2011 年に中国で初めて認められた新興感染症で、国内では2013 年に初の人患者が確認された。現在までの発生は中国、韓国、日本およびベトナムで認められている。原因ウイルスは2018 年国際ウイルス分類委員会にてブニヤウイルス目フェヌイウイルス科バンヤンウイルス属フアイヤンシャン・バンヤンウイルスと命名された。本稿では旧名称であるSFTSウイルスと記載する。