心エコー解説 ~粘液腫様変性性僧帽弁疾患を診る~【第1回】右側傍胸骨長軸左室流出路断面・長軸四腔断面
右側傍胸骨長軸左室流出路断面および長軸四腔断面は、右胸壁アプローチにおいてまず始めに描出する心エコー断面です。これらの心エコー断面は粘液腫様変性性僧帽弁疾患(MMVD)の診断や大まかな重症度評価に非常に有用です。また、これらの断面をキレイに描出することがその後の短軸断面のキレイな描出に不可欠です。
今回から数回に渡ってこれらの心エコー断面の描出方法のコツやMMVD症例における典型画像を紹介していきます。