臨床獣医師が押さえておくべき新型コロナウイルス[第7回]新型コロナウイルスに感染して獣医療について考えた
私は北海道大学、テキサス大学、国立感染症研究所、そして現在所属している東京農工大学で動物やヒトのコロナウイルスの研究をしてまいりましたので、コロナウイルスの専門家として情報を発信しています。これまで自覚はありませんが 風邪のコロナウイルスに感染した可能性(自覚はないので )はありますが、SARSや当然ですが動物のコロナウイルスには感染した経験はありませんでした。しかし そして、2022年8月下旬に新型コロナウイルスに感染し、40℃近い熱を出しました。年齢が50代後半なので辛かったのですが、それでも軽症の部類に入ると思います。新型コロナウイルスに感染してみると、私のこれまでの知識では想像できなかったことが数多くありました。