臨床試験データから見るアドレスタン(市販後調査より)
アドレスタン(有効成分:トリロスタン)は発売から12年を経過し、多くの犬の副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の症例に応用されてきた実績のある製剤です。加えて、有効性と安全性については長年の臨床試験(市販後調査)において十分な評価がなされてきましたが、この度市販後調査の農水審査が終了し、2023年3月23日に承認をいただいております。そこでこの記事では市販後調査(2011年1月~2016年11月の約6年間にわたり全国34施設、242頭(安全性評価を含めた延べ症例数368頭)を対象に実施)に関する結果を改めてご紹介します。