はじめに:うんちは臓器である
糞便微生物叢移植(FMT)は、腸内環境の乱れ(ディスバイオーシス)を整えるための治療法として、ここ十数年で大きな注目を集めています。これまでのコラムでは、ヒトにおけるFMTの発展、犬や猫への応用、筆者が行ってきた慢性腸症やアトピー性皮膚炎の犬への応用を取り上げてきました。
FMTは単に「善玉菌を移植する」行為ではなく、腸内細菌という「臓器」を他の個体に移す、いわば臓器移植に近い行為です。したがって、提供する側のうんちがどのようなものであるかが、治療の成功を左右する要因の一つになります。
FMTは単に「善玉菌を移植する」行為ではなく、腸内細菌という「臓器」を他の個体に移す、いわば臓器移植に近い行為です。したがって、提供する側のうんちがどのようなものであるかが、治療の成功を左右する要因の一つになります。
本サイトは、獣医師・愛玩動物看護師などの
動物病院に勤務している方専用のサイトのため、
閲覧にはSAC NAVIの会員登録が必要となります。
ご登録情報は、弊社担当にて確認をさせていただいております。
![犬猫のうんちコラム [第13回] ディスバイオーシスを標的とした治療法:FMT その6~コンパニオンアニマルのFMTガイドラインを読み解く:Part 1「理想のドナーとは」~](https://cdn.clipkit.co/tenants/1041/articles/images/000/003/596/large/6d2bfcee-3283-43fd-97f1-6d0d16c54d5a.jpg?1763425726)



